忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


[PR] |
マイ・ビッグ・ファット・ウェディング~ギリシャ式コテコテ結婚
数年前に、

「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」

という映画がありました。


これ、原題はMy Big Fat Greek Wedding。


私は勝手に、

「私のギリシャ式コテコテ結婚」と呼んでいました。


どういう話かというと、


シカゴに住む30歳のトゥーラは、ギリシャ系アメリカ人。

彼女の父親は、ギリシャ系であることが誇りの、

がちがちの愛国主義者。

彼女の結婚相手にはもちろん、

ギリシャ人しか認めないので、

彼女はいまだに独身、

両親のギリシャ料理レストランで働く毎日。


その彼女が、アメリカ人男性イアンに一目惚れ。

で、何とかこの愛を実らせようとする二人と、

頑固一徹の父、

そして、どことなくズレている彼女の家族や親戚、

というコメディ映画です。



実は主演のニア・ヴァルダロスの

実際の経験をもとにした話だとか。


道理で、リアル。


カルチャーの違いを

いやみなく笑い飛ばす傑作コメディー映画です。



私は昔からギリシャが好きで、

哲学書やら詩や戯曲やらいろいろ読んできました。


で、やはりギリシャって、

知的・理性ってイメージがあったのですが、

この映画を観て、


「そうか、ギリシャ人はコテコテ(?)だったのか!」

と気付きました(笑)。


めちゃくちゃ、コテコテ、感情的なので、

逆に「真・善・美」を追求するパワーがあったのかも・・・


もちろん、かってな思い込みかもしれませんが。


実際にギリシャ人の知り合いはいないので、

ギリシャの方、もし違ってたらごめんなさい。
PR

マイ・ビッグ・ファット・ウェディング~ギリシャ式コテコテ結婚 | Comments(0) | TrackBack() | ギリシャ
ガウディのサグラダ・ファミリア
スペイン、バルセロナを訪ねたのはもう20年近く前のことです。


その頃、サントリーがスペインの建築家アントニオ・ガウディの建築物を使ったCMを流していて、そこでちょっとしたガウディ・ブームが始まっていました。


サントリー・ローヤルのCM、今見ても非常にアーティスティックで、新鮮。


ともかく、あのなんともいえない有機的な要素の混じった建築物はとっても魅力的でした。


たしか、NHKで勅使河原宏氏がゲスト出演していたガウディ特集番組があり、彼のコメントもすごく印象的。


彼は若い頃にバルセロナに行き、ガウディの設計したサグラダ・ファミリア教会を初めて見た時、そのあまりの奇妙さに「嘔吐感」を覚えたそうです。



そんな、「嘔吐感」を覚えさせる建築物って何?

実際に見てみたい!と思いました。


そんな理由でバルセロナに旅立ったのですが、ひとつ驚いたのは、スペインの建築物はすべてが、とはいいませんが、日本やアメリカと比べて、非常に有機的な感じで、ガウディの建築物はそれほど異質なわけではないということです。


バルセロナでは、確かコロンブスとかいうホテルに泊まり、そこからサグラダ・ファミリア教会方向目指して歩いて行きました。


ちなみにこのサグラダ・ファミリアというのは、スペインの方言、カラルーニア語で「聖なる家族」を意味します。

「聖家族」というのは、キリストの両親である、マリア、ヨセフそしてイエス・キリストの家族のこと。

いまだに未完成で、建設予定は2026年だそうです。


さて、名前は忘れましたが、大きな公園を歩いているとその向こうに黒々したサグラダ・ファミリア教会のシルエットが見えてきました。


嘔吐感はありませんでしたが、何か不気味な感じ…「聖家族」というイメージではありません。

一群の暗く巨大な糸杉がいきなり屹立している、という印象です。


しかし、その教会の近くまで来ると、不思議と不気味さはありません。


スペインの大地から生えてきた、有機的な建物、という感じでした。


完成予定は2026年。ぜひこの目で見てみたいものです。





円高の今がチャンス 小資本輸入ビジネス講座を検証する

ガウディのサグラダ・ファミリア | Comments(0) | TrackBack() | スペイン
ディネーセンがアフリカで見たものは?
デンマークの女流作家

カレン・ブリクセンという人を知っていますか?



イサク・ディネーセンという男性的なペンネームを使い、

自分がアフリカの農園で過ごした日々を

『アフリカの日々』という本にまとめました。



この本、

『愛と哀しみの果て』という、

唖然とするような邦題の映画の原作と言われていますが、

原作には「恋愛」の「れ」の字もありません。


アフリカの人々、

動物たち、

自然を、まるで叙事詩であるかのように、

格調高く描いています。


しかし実際は、

結婚に破れ、

恋人の冒険家デニスは、彼女を拒絶しただけでなく、

飛行機事故で命を落としています。


人の生き死にや、

恋愛や、

そういったものを遥かに越えた、

神話を見るような視点で書かれた本です。

ディネーセンがアフリカで見たものは? | Comments(0) | TrackBack() | アフリカ
マヨルカ島は季節外れ
マヨルカ島は地中海に浮かぶ島。


Mallorca、スペイン語で発音すると

「マヨルカ」もしくは「マジョルカ」。


確か、より大きいとかそんな意味だったと思います。


この島の近くに、メノルカ島(Menorca)、と言う島もあり、

こちらは、より小さい、と言う意味。


つまり「大島」と「小島」ということですね。


ちなみに、マヨネーズは、このマヨルカが語源、

という説もあります。

(あくまで、一説ですが)



マヨルカ島というと、

ショパンと彼の恋人であった

ジョルジョ・サンドのエピソードが語られますが、




あ、もしかしたら

ショパンとジョルジョ・サンドってなんだ、

というかたもいらっしゃるでしょうから、


これに関して少し触れてみたいと思います。



ジョルジョ・サンドというのは、フランスの女流作家。


18歳の時にカジミール・デュドヴァン男爵と結婚し、

子供を2人生みますが、程なく別居。


男装して社交界に出入りして、

数多くの男性と関係を持ったということです。



1800年代のことですから、

かなり新しい女性だったと言えるでしょう。


しばらく前に

『ジョルジョ・サンドはなぜ男装したか』という本がありました。

買いそびれましたが、興味深いタイトルです。



男装は、

女性という「性」を捨てて男性になりたいという願望ではなく、

男社会に対する彼女の挑戦的な意思表示だったのでしょう。


で、その社会の規律に縛られないジョルジョは

年下の音楽家ショパンと恋に落ち、

(ものの本によれば、彼女がかなり強引に迫ったらしい)

ふたりはショパンの結核の療養をかねて、

この穏やかな気候のマヨルカ島にやってきます。


私はずいぶん前に、

確か1月の頭にこのマヨルカ島に一人で旅をしました。



ショパンや

ジョルジョ・サンドにあこがれていたわけではありません。



アングラダ・カマラサ、

という日本ではあまり知られていないスペインの画家がいます。



20世紀の初頭に活躍した油絵画家で、

フランスに学び、

なんとも華やかで色とりどりな、

モザイクのような風景画や花を描いた人です。



このアングラダ・カマラサの描く

マヨルカ島の風景に魅せられ、


また、彼の美術館が

マヨルカ島のポルト・ポレンサにあると知った私は、

よく調べもせずに大胆にもひとりでマヨルカ島へと旅立ちました。



マヨルカ島は穏やかな気候の保養地であると聞いたので、

ハワイのような場所を勝手に想像していたのですが、

1月のポルト・ポレンサは季節外れで、

ほとんどのホテルも閉まっていました。


しかも、何と言うことでしょう。


目当てにしていた「アングラダ・カマラサ美術館」は、

スペインの本土で開かれているカマラサの展覧会のため

休館中


そこでしかたなく、

人気のない静かな海岸で退屈な休暇を楽しんだ(?)のでした。


といっても、

穏やかな砂浜と松林、

おいしいラムチョップに

スペインのワインがあるばかり。



そこで一番印象に残っているのは、

マジョルカ島を去ろうという時に、

空港の待合室で見かけた

アングラダ・カマラサの海と空を描いた虹のような絵でした。

マヨルカ島は季節外れ | Comments(0) | TrackBack() | スペイン
マディラ酒をレアンドロで・・・
大塚に「レアンドロ」という、安くておいしいコーヒーも出す、バーがあります。

この店の売りは、マディラ酒。


マディラ酒っていうのは、 ポルトガルのマディラ島特産のワインです。


17世紀頃、帆船による航海の際、偶然ワインが加熱されて独特のフレーバーになったことから始まったそうです。


実は、バー「レアンドロ」では、コーヒーやパスタやオムレツを食べてばっかりで、マディラ酒飲んだのは今回が初めて。


マスターは、4種類のマディラ酒を少しづつ小さなグラスに注いで、まず試飲。


ちょっとシェリーみたいなフレーバーです。(なーんて言うと、マスターに怒られちゃいますね。マスターはポルトガルびいきだけど、隣のスペインは嫌いなの。)


うーん、辛口でも結構甘みがある。

なので、一番辛口のセコをイタリアのオリーブといただきました。


まったりとした、静かなひと時が過ごせました。


いつもサービスしてくれるマスター、どうもありがとう!

今度は甘口を飲みに行きますね。

マディラ酒をレアンドロで・・・ | Comments(0) | TrackBack() | ポルトガル

| 旅とアートと |

ブログテンプレート
忍者ブログ[PR]